料理の注文が終わると、店員が「えだべーれ?」と聞いてきます。 「E da bere?それからお飲物は?」という意味です。
銘柄など難しいことは考えずに 『ヴィーノロッソ(vino rosso)』(赤ワイン) または 『ヴィーノビアンコ(vino bianco)』(白ワイン)とだけ言って下さい。 その理由は・・・
地酒には高級ワインに負けない魅力がある
ヴィーノロッソ、またはヴィーノビアンコとだけ言って出てくるのは、その土地のワインすなわち地酒であることがほとんどです。
イタリアの飲食店は必ず「vino della casa」と呼ばれるハウスワインを用意してありますが、その多くは地元のワイナリーまたは酒屋から量り売りで仕入れた、「地酒」なのです。
本場の高級ワインも魅力的ですが、日本どころか他の土地に持ち出されることのない地元のスタンダードなワインこそ、現地でしか飲めない貴重なものではないでしょうか。
※ただしミラノなどの大都市では「(その土地ではない)地方料理のレストラン」があり、その場合はその料理の地方のワインをハウスワインとしている場合もあります。 またチェーン店や観光客向けの店では地方に関係ない安いワインをハウスワインにしてある場合も多々あります。